「サイコロとステッキ-1-」


あなたはいつも
あの娘のことろへ、その娘のところへ、
ころころと目の色をかえては飛んでいくので

わたしはいつも
彼はいつくるか、彼はいつ戻ってくるか、
まっすぐな心を硬くしては待っている。

おまえはいつも
気まぐれで、運まかせのような俺の事を
一途に思っているので

おれはいつも
折れないで、ささえてくれるお前の元へ
ころがり戻ってくる。


END