+桜ノ木カラ+


私達の学校には6本の桜の木がありました。

―僕達の世界では6本の柱として存在していた―



ある日校舎を増築するため1本切ってしまいました。

―ある日突然その柱の1本が崩れ落ちてしまった―



ただの桜の木だと思って切ってしまったのです。

―この柱は、この空間を封印するためのものだった―



そして異変はすぐに起きました。

―そして異変はすぐに起きてしまった―



私達は学校ごと、世の中から存在を消しました。

―僕達の空間に、その世界が混ざりこんできたのだ―



混ざり合う世界は互いに相反するもの
混ざり合う世界は互いに理解しえないもの
混ざり合う世界は互いに存在しえないもの
混ざり合う世界の共通はあの6本の桜・・・
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「物語ノ始マリ」

  ある学校に、学校を囲うように植えてある6本の桜の木。
  一見ただの桜の木だが、実は妖怪の巣くう世界を
  封印し現実世界への進入を防ぐ結界の役割をしていた。
  ところが…
  桜がそんな役目を果たしていることを知る者が
  いなくなった現在、その桜を学校の校舎増築のために
  1本きってしまった。結界のバランスが崩れ、その学校は
  妖怪の巣くう世界と混同してしまった。
  かろうじて残っている5本の桜の木のおかげで、
  妖怪達は学校から出ることはできない。
  しかし、逆も同じだった…。ほとんどの生徒や教師達は
  「鴉」へと姿をかえ、互いを傷つけ、妖怪達に殺される。
  そして…
  鴉にならず残されたのは5人の男女生徒達だった。
  異常な事態に戸惑う彼らの前に現れたのは、
  彼らと同じ姿をした1匹の妖怪だった。妖怪は彼らに言う
  「残りの柱を壊してくれたら…。」
  この世界を元に戻してあげるよ…と。

「物語ノ重要ネタ?」

  彼ら5人が残れたのは、桜の木の加護を受けたため。
  それぞれに不思議な能力を与えられている。
  そして、5人の前に現れた人間姿の妖怪は、
  実は切られた桜の木に封印されていた妖怪(鬼)。
  桜にはそれぞれ妖怪が1匹封印されていたのだ。
  (鬼・妖狐・大蛇・龍・雪女・天狗・犬神)
  封印されたままの妖怪達は力だけを彼らに貸し、
  自分達の復活を手伝わせていた。
  だが、他の妖怪達より桁外れの力を持つ6匹の
  妖怪達が望むことは、人間達の世界へと
  溶け込み生き延びること。人間への復讐と
  人間の滅亡を望む妖怪達を一掃し、人間界へと
  復活をするため、6匹は5人を使い封印を解いていく…

「登場人物」

  鬼灯…ホオズキ。5人の前に姿を現した人姿の妖怪。
  (鬼灯設定はオリキャラ設定集参照→コチラ)
  5人の生徒…男3女2。それ以外は決まっていない。
  蒐…アカネとよむ。鬼灯と仲のよい妖怪。
  塊…カイ。鬼灯と仲のよい妖怪2。
  水鬼…ミズキ。鬼灯と仲のよい妖怪3。
  天魅…アマミ。鬼灯と仲のよい妖怪4。
  魃…バツ。鬼灯と仲のよい妖怪5。

「涼那ノ一声」

  交換日記のリレー小説の設定。
  結構お気に入り。もっと細かい設定もあるんデス。
  5人の生徒の詳細を作るのがメンドくって
  長編小説化を諦めたのさノサノサ☆
  誰かオハナシ作ってぇんっ☆(滅)



END